FUJI’s Diary -オタノオト-

オタクのノート、略してオタノオトです。

Againstしまくるミスチルさん

Mr.Children Dome Tour 2019 “Against All GRAVITY”』
2019年5月20日

 

桜井さんの歌声摂取は昨年のap bank Fes.以来。

友人が注釈指定席を当ててくれまして…

 

 

君に心からありがとうを言うよ~

 

という気持ちです。

 

 

 

前日の日曜、会社で同じ部署のおばさまが参戦したらしく、

 

「すごい良かった~~~早く言いたいよ~~~~」

 

とずーっとウズウズしてたのを、

 

「今日参戦するので感想は明日まで待ちなさい」

 

の一点張りでネタバレを回避してきました。

 

普段はネタバレそんなに気にしないんですがw

 

嵐、ミスチル、乃木坂、ゆず みたいに、

どの曲でもわかる場合は予想するのが楽しいじゃないですか。

知識が浅いアーティストの場合は予習していくのもアリかなぁと思いますが。

 

 

ということで開演。

 

開始早々"Your Song"

 

え、ナニコレいきなりクライマックスじゃん()

前回のツアーのトリですよねコレ()

 

 

 

ちょ、

 

 

 

ごめ、

 

 

 

 

喉の準備が間に合わな…

 

WOW~~~WOW~~~~~

 会場全体で合唱。(と言う名の発声練習)

 

 

 

 

 

 

 

 

さらに "Starting Over"→"himawari"でこれまたクライマックス感満載。

 

飛ばすね~と思ってたら

 

なんとここで

 

 

 

 

桜井さんの喉もクライマックス(汗

 

 

昨日素晴らしかったという前情報があっただけに、お疲れ気味だったかな?

 

 

しかしそんな懸念も吹き飛ばす90年代の楽曲の力はすごい。

秩序のない現代にドロップキックかまして会場が一瞬にして一体感に包まれましたわ。

オンボードみたいなスクリーンもオシャレ。

 

 

 

 

 

「平成の ヒット曲を もう1回、もう1回…!」 

→"HANABI"

 

 

 

こういう粋なMCしちゃうのが桜井さんですよね~~~~。

 

序盤だというのに鳥肌総立ち。

最近は"HANABI"も原曲キーで歌ってくれるようになって…。

 

 

てか、ふつう逆じゃない?歳と共にキー下げていくのがふつうじゃない?

 

桜井さん何なの?

 

若返ってるの?

 

ベンジャミンバトンなの?(は?)

 

 

 

 

 

さらに高校時代の私にぶっ刺さった名曲"Sign"をほぼ原曲アレンジで…(鳥肌が立ったままお座りにならない)

 

 

Cメロの「緑道の木洩れ日が」のところでめちゃくちゃ美しい緑道の木洩れ日の映像流れるし。

 

「時間の美しさと残酷さを知る」

 

からの

 

残された時間が僕らにはあるから大切にしなきゃと小さく笑った

 

大サビのこの歌詞ね、後ほどのMCの内容とリンクさせると尚更素晴らしい選曲だなと。

こんなの涙止まんねーよ。ずりーよ。好きだよ。

 

 

 

 

 

さて、ここで今回のツアータイトルの説明を受けるありがたいお時間です。

 

"Against All GRAVITY"

 

これまた意味深なタイトルをつけたなぁと発表時から思っておりました。

 

「全てのGRAVITY(重力)に抗う」

 

空を飛びたい人にとっては重力が対峙するもの。

 

重力を対峙するものに例えると、

 

地に足をつけたい人にとっては浮力が重力になる。

 

歳を取りたくない人にとっては、時間が重力になる。

 

 

なるほど、そういう意味でしたか。

 

つまり今回は、尖った曲をたくさんやってくれそうだなぁと、ここらへんからワクワクボルテージが上がって参りました。

 

 

「僕らが対峙すべき“GRAVITY”は"時間"です。

 

楽しい時間が永遠に続けばいいなと思うけど、そういうわけにはいかない。

 

でも心のなかに永遠に刻まれるんじゃないかという一瞬を、

 

1つでも2つでも、10個でも100個でも、みなさんと一緒に作っていけたらいいなと思っています」

 

 

この言葉、"Sign"の大サビの後に言っちゃうんですよ。

 

 

残された時間が僕らにはあるから大切にしなきゃと小さく笑った

 

 

桜井さんらしいなぁ。

 

 

 

 

と、ここで桜井さんがセンステでギター1本かき鳴らして弾き語りスタート。

 

 

ジャガジャーン!

 

この始まり方めっちゃわかりやすいわ。

2005年の"I ♡ U"TOURを思い出した。

 

 

 

「ちょっとぐらいの汚れ物ならば~」

 

わかっちゃいたけど何回聴いても痺れるねぇ!

 

しかし"I ♡ U"のときのような「鈴木さん足空いてますか?」の神演出はなく、

1コーラス弾き語りしたところからみんながおちゃらけながらセンステに集合して、途中から全員で。

ステージの中心でクルクル回るカメラに向かって歌う"名もなき詩"

 

はい、好きです。

 

 

 

アルバム"I ♡ U"のジャケットのトマトの裏話。

 

 

 

 

 

 

 

 

一流アーティストが集まってBank Bandとして夢のようなアルバムを出した後に発売したアルバム。

 

大人のサッカーではなく、小学生が河原でやるような、みんながボールに集まってきちゃうグシャグシャっとした感じを、

潰れたトマトで表現してる。

 

 

 

 

ほぉ、深い。

 

 

実に、深い。

 

 

しかし、感性浅いワイ、

 

 

なんとなくしかわからない。(ゴメン)

 

 

精進します。(ゴメン)

 

 

 

そんなアルバムから1曲。

 

 

 

 

 

ん?

 

 

 

 

 

I ♡ U から?

 

 

 

 

 

まさか!!!!

 

 

 

 

 

Againstモードのミスチルさんなら!!

 

 

 

 

 

来るか!?

 

 

 

 

 

"隔たり"来るか!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流れ出す"CANDY"のイントロ。

 

 

 

 

 

ですよねぇ〜(^ω^)

 

 

しかし、"CANDY"もなかなかドロドロの恋愛関係を比喩表現で埋め尽くした歌なのでこれはこれで攻めたなと。

 

ただ聴いてる分にはそんな歌とは思えないような美しいメロディが相変わらず見事ですね。

 

 

 

そんなドロドロな関係から旅立つ覚悟を決めたかのように"旅立ちの唄"へ続くのも素晴らしい。

この恋にケジメをつけて前を進んだんですかね。

 

 

 

 

「一番好きな曲は?という質問をされると、

 

全ての曲が自分の子供みたいなものなので、

 

これが一番好きっていう曲はないと答えてます」

 

 

 

全曲好きだけど、強いて言えば…

という曲が次に歌った"ロードムービー"

 

理由は、

 

ミレニアムの元旦にふと頭に歌詞とメロディーが浮かんできて自分で感動したから

 

 

 

 

 

理由がまたグッとくる…!

 

 

歌詞がどうとか、メロディがどうとか、

そういう奥深く考えたものではなくて、

 

「自分で感動したから」

 

あんなにいろいろ作り込まれた詩を作る桜井さんでさえ、これくらい素直な気持ちで曲を好きになるって結構意外だった。

 

 

好きな楽曲のことはとことん語りたい!という気持ちももちろんあるけど、

 

こういうストレートな気持ちも大切にしなきゃなぁと改めて思わされた。

 

そもそも音楽性豊かな人間ではないのであれこれ考えてもわからないんですが(爆)

 

 

桜井さん自身、あの曲の歌詞に意味はまったくないと以前言ってただけに、本人にしかわからない楽曲への思い入れが聞けて嬉しかった。

 

 

"ロードムービー"

オートバイの曲ゆえに、LEDステージに過ぎ行く街の風景を映して、

まるでミスチルが夜の街を走り抜けていくような演出が爽やか。

 

 

 

 

ここで空気が一変。

 

リフトアップする花道に縦一列で並んだ4人。

 

重苦しい音楽と同時に巨大スクリーンへ映される"addiction"の文字。

昔の曲が続いてたところで"重力と呼吸"の楽曲。

 

ひょー!かっけぇぇぇぇっ!!

 

そこから"Dance Dance Dance"→"Monster"とダークなミスチルタイム。

 

ステージをゴロゴロ転がりながら皮肉たっぷりな"Monster"を歌う桜井さんなかなか狂気的だった…!

 

 

ダークな感じからの夜明けの演出で"SUNRISE"

 

 

 

 

"SUNRISE"、実は結構好きな曲なんです。

 

挫折して引き篭る主人公がいつかまた陽の光の元へ出て行こうと希望を抱く歌。(という解釈)

 

乃木坂46の"君の名は希望"とどこか通ずるものがある。

 

いてもいなくても気にされない人間が

僕の存在に気づいてくれた人に出会えて

未来に希望を見出す

 

まぁ何かのきっかけで明るい未来に進もうとするという点が似てるくらいですね。

 

"SUNRISE"は最後まで「輝かせていたいんだ」という願望のまま終わりますがね。

 

 

 

 

 

なんか改めて見比べてみると、

 

 

秋元康ってすごくわかりやすい詩が多いですね。

 

 

桜井和寿が複雑なだけかもしれませんが。

 

 

 

 

 

 

話は逸れましたが、

 

 

ここで夜明けを迎えたように見えたけど、

 

実際ここから踏み出さないと何も始まらないので、

 

次の楽曲までが夜明けコーナーなのかも。

 

なんたって次の曲は、後悔や辛い過去を乗り越えて「誰も知ることない明日へ」進む曲ですし。

 

 

 

"Tomorrow never knows"のイントロが流れ始めたら会場全体がほぼ同じ反応。

 

私も友人と3人並んで見てたんですが、

 

「おぉ〜〜〜〜」

 

とまったく同じリアクションw

 

20年以上前の曲が今も形を変えず愛され続けてるってすごいことだよなぁ。

 

270万枚という記録が物語ってるわ。

 

 

"Prelude"

ラストスパートが静かな音から始まる。

しかも楽曲はプレリュード(前奏曲)

 

歌い出しの

Hey you 日が暮れる 今日はどんな一日だった?

 

"Your Song"から始まった1日を振り返っているかのようである。

 

Cメロ

Hey you 日が暮れる 明日はどんな一日にしようか?

 

いろいろ悩んだり葛藤を抱えた夜も明けたわけですし、明日のことを考えましょう。

 

悩んでたことなんて 今はとりあえず棚の上へ
要らないぜ 荷物なんて何も持たないで飛び回れ

 

 

吹っ切れましたね。

 

 

 

ここまで振り返ってみて、本当に素晴らしい演出だと思いました。

 

 

 

"innocent world"

珍しく桜井さんが多めに歌ってくれてた。

 

 

 

本編ラストは"海にて 心は裸になりたがる"

 

"ツアータイトルAgainst All GRAVITY"のテーマのとおり、今回は尖った楽曲が多かった構成。

 

 

そんな本編ラストの楽曲も爽やかにネット批判をぶちかましていくスタイル。

 

最高にクールですわ。

 

 

重箱の隅をつつく人 その揚げ足をとろうとしてる人
画面の表層に軽く触れて 似たような毒を吐く

 

 

全部把握したつもりでいても 実は何も分かっていやしないよ

 

 

 

ツイ廃のワイ、言葉を失う。

 

皮肉を爽やかに歌い上げる桜井さんパネェっす()

 

 

 

 

アンコールは

"SINGLES"

"World end"

"皮膚呼吸"  の3曲。

 

 

 

デビューして 27年も経つバンドが、

 

いまだにこうやってライブをやって、

 

大勢の人が、月曜日から聴きに来てくれてw

 

歌ってくれて、

 

こんなに幸せなことは本当ににないと思います。

 

日本一幸せなバンドだと思います」

 

 

 

最後のMCで桜井さんが話した言葉。

 

 

長く愛されるグループの凄さを感じました。

 

 

 

 

 

自分が応援している他のグループも、

 

長く愛されるグループになってほしいと思ったライブでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

…注釈指定席とは?

 

※ステージや演出が見えにくいところもありますが、桜井さんの歌声はバッチリ聴こえるしライブはガッツリ楽しめちゃうので予想外の嬉しさのあまり鼻血出して倒れないよう注意してください。

 

 

 

という意味の注釈でしたね。

理解しました。